投影、投身

2023-10-03

涼しい日や時間がちらっほらり

Google で 69 メートルのビルを探し出した

屋上

夕日を見終える

鉄柵は手が鉄臭くなりそうだから握らないように腹で乗り越えぴょんと飛び降りる

落下中、車にひかれた猫は見えず地面にガヅン

死ななかった

69 というラッキーナンバーだから?

いや、死なないのはラッキーじゃない

ラッキーなのか?

ゾンビのようによたっよたっと帰り

Google で 666 メートルのビルを探す

スカイツリーが 634 メートルか

ブルジュ・ドバイが 828 メートル

634 に 32 足そうか

828 から 162 引こうか

ラスベガスの Sphere は面白いな

目玉になったりバスケットボールになったり

バレーボールだけどテッド・チャンさん

「未来における人とAIの関係性」について話すとき、多くの人がスパイク・ジョーンズの『her』を引き合いに出しますが、ぼくはその比較は適切ではないと思っています。正しい比較対象は、おそらくトム・ハンクス主演の『キャスト・アウェイ』です。主人公が無人島に取り残された話で、彼はバレーボールを「ウィルソン」と呼び、友達として接しています。現在のAIは、このバレーボールのような存在だと捉えるほうがいいと思います。「ウィルソン」は、トム・ハンクス演じる主人公に純粋な真の安らぎを与えました。しかし、そこに存在しているのはトム・ハンクスだけであり、彼のキャラクターがバレーボールと接しているだけ、ということを忘れてはいけません。そこにほかの誰かがいるわけではなく、それは単なる投影に過ぎません。そのことを常に忘れてはならないのです。

https://wired.jp/article/11questions-ted-chiang/

現在のモデルだと教師や校正がないとニンゲンには理解できない言語になるのはそうとして

自分だけでは埋められない欠けたものをウィルソンで埋められるの面白い

孤独はウィルソンなしでは埋められない

ウィルソンの代わりに砂浜ですくった砂では難しいし

夜空の星でも目の前の海でも孤独を埋めるのは難しい

偶然に躓いた石とか、頭に落ちてきたヤシの実とか、なにか縁のあるものならばいいかもな

でもウィルソンほど効果的とは思えない

彼にとっては現代社会と繋がっているものだし

そんな感じで AI だと水晶玉より投影するニンゲンはいそう

でも孤独は AI で投影で埋められるだろうか

話す相手だと埋めるの難しいニンゲンもいるだろうな

だから話さない犬猫やウィルソン

We'll 車にひかれた猫ソン

ウィルソンはウィリアムの息子

Son of the William

Son of the 車にひかれた猫

William は意思の Will とヘルメットの helm から?

ヘルメットを付けて飛び降りたらどうなるんだろうな

生きたいんだか死にたいんだか分からないな

落下死が落花生な感じ

実際には死にたいし

車にひかれた猫を拾うから死にたくないし

生きたくはなく死にたくはない

死んで車にひかれた猫を拾えばいいのか