走車灯

2022/9/6

太陽で干したふかふか布団で気持ちよくぐっすり眠り

少しの風と月の夜の冷たい気持ちよさで起きる

頭がすっきりしている

体も!

そうえいば餃子とシュウマイが半額だったから、それぞれ買ったんだー

強炭酸でハイボール飲みたいなと思ったら

車にひかれた猫が炭酸素を買ってきてくれた

ふふ

夢だろうけど、楽しまないと

きっと恐ろしいことが起きているけれど、今は楽しまないと

シュワシュワパチパチ綺麗な色のハイボール

恐怖で震えるけど笑って楽しいねと言う

振る舞いが心も支配できると考えながら

うまく笑えない

手がびっくりするくらい震えている

手に汗びっしょり

僕は買ったらすぐに全部食べるし、この餃子とシューマイは何だ?

それに未成年だからお酒は飲めない

ふと鯛焼きを食べたいなと思ったら、鯛焼きも買ってきたんだと車にひかれた猫がいう

車にひかれた猫の顔を見ようとしてもよく見えない

見ようとすると眠れない不快な睡魔に襲われる感じ

車にひかれた猫を拾う時間だからと席を立とうとするけど力が入らず立てない

車にひかれた猫じゃない車にひかれた猫がゲラゲラ笑っている

楽しもうとしたのが悔しい

でも少しは味わいたいからその弱みに付け込まれた

車にひかれた猫のことを考える

死ぬ直前の恐怖以外に、その前の幸せだった日のことを

ぽかぽか日向ぼっこして、ひんやりとした夜、散歩して、何か美味しいものたくさん食べて綺麗な水を舐めて魚を狙い

車がやって来て死ぬ