行列があった。
行列に並んでいないヒトはいないから行列の横を歩くのは僕だけになる。
その横を歩くのはみんなに見られている気がして恥ずかしい。
そして行列の先には犬がいた。
人懐っこい犬で誰にでも嬉しそうに尻尾を振っている。
犬が僕に気づき僕を見て尻尾を振ってくれる。
撫でたいけれど横入りになるし撫でれないよ。
車にひかれた猫がいればな。
ぺちゃんこだろうが撫でたいよ。手があれば。