おい死

お刺身を食べた。

柿も出た。

柿は甘くてすごくおいしかった。

手で食べていたらフォークがあると言われた。

フォークで柿を刺した ( 痛そうだった )。

もう少しで口だと思ったらつるんと柿が落ちた。

刺身醤油の中に。

おいしかったから拾って食べたら醤油の味で塩っぱかった。

本当においしかったからポケットの中に入れて持って帰った。

何個かの車にひかれた猫を集めて何匹かにして柿を取り出した。

ポケットの中で液状になっていた。

いかにおいしかったか説明したけど那由他分の一も説明できなかった。

カレーの味だって伝えることができない。

車にひかれた猫のことだって。

おいしかったんだ。