君は電波に操られた僕を笑うけれどそれは僕を突き刺さす刃だ。
神からの啓示という形であれば選ばれし者として感激に打ち震えることもできるが
電波は悪魔の声、もしくは電波だと自覚するのだ。
つまり僕は悪なのか?キチガイなのか?と苛まれるのだ。
でも声には従わざるをえないのだ。
その苦しみが分かるか?
だから君に僕を笑う資格はない。
死んでも引き攣った笑顔を浮かべる君の顔は潰すしかないな。
五体満足で生まれた者と生まれなかった者の違いが何か分かるか?
それと同じように君にだって電波が来たのかもしれないのだ。
悪いことばかりではない。
ドリトル先生のオウムに憧れた僕に車にひかれた猫と話せる時間をくれるのだから。
なんてのはもちろん超嘘だ。
電波なんて聞こえるはずがないじゃないか。
当然ながら聞こえないときには聞こえないのだ。
だから完全に正常なのだ。
うまいに超がつけば超うまいが
現実に超がついた場合は現実ではない。
正常に超がついた場合は後者なのではなかろうか。