研磨してもらうために人間たちが刃物を持って町を歩くのです。なんだかドキドキします。
刃物を持って気が大きくなって僕を襲ってこないように鈍器派の僕は金槌を持って歩くことにします。だから利き腕を確保しなくてはいけません。そのため車にひかれた猫を拾ったら左手に持たないといけません。金槌のためにも右手をあけておかないといけないのです。
このことを忘れないように左手の手のひらを刃物でブスリと刺しました。マジックで書いても消えるし見ないから忘れます。これなら手が鼓動と一緒にズクンと内側に引っ張られるように痛いので忘れません。
ああ、研磨職人ってどういう人間なんだろう。ドキドキします。それと一緒に左手がズキズキします。うふふ。
なんの話をしているかというと日曜に放送される「名犬ラッシー」の話です。
僕は予言者です。はっきりいってあたる確率は高いです。100%に近いです。ズバリ明日のストーリーを予言します。
「石炭は見つかり、ラッシーはジョンの所に戻ってくる。」
もう一度いいます。
「石炭は見つかり、ラッシーはジョンの所に戻ってくる。」
まぁ見ていてください。そしてもう一つ予言をしておきます。
「人間みんな死ぬので早く苦しまないように死んでください。」です。明日、ラッシーを観たらみんなで飛び降り自殺をしましょう。この日記を読んでいない人には教えてあげてください。
「日曜日の20時以降みんなで自殺しようよ!イェーイ!!」と。
僕ですか?何人ちゃんと自殺するか新聞で確かめて車にひかれた猫に食事をあげないといけないので明日はパスです。
土曜日に日曜日のことをずっと考えていたら今日の土曜日は何だったの?
そう土曜日に言われそう。驚くだろうな。土曜日に言われたら。でも、土曜日ってどんな声なんだろう。ちょっと気になる。気になりだすとどんどん気になる。どうすれば土曜日の声が聞こえるのだろうか。その方法は誰に聞けばいいのだろうか。fjだろうか。
ふと視線に気がついて振り返ると車にひかれた猫が微笑むように僕を見ていた。猫は視線が合うとパッと目をそらせて喉をゴロゴロ鳴らした。
猫が何かを知っている気がする。でも、僕は猫から何も聞けない。だって、その車にひかれた猫はよく見たら頭がないんだもの。あ、でもまたこっちを見ている気がする。